好きなバンド炎上を引き摺り続ける
何度も言ってるけど、好きなバンドがインターネットでめちゃくちゃに燃えた。
人間の悪い癖だけど、見たくない情報をわざわざ何度も追いかけちゃって。昨日はボロボロ泣きながらネットを追いかけてた。
セクハラ、パワハラ行為を告発する文章が全部うそで、騙されたことに対する怒りがないわけじゃない。でもそれ以上に、茶化すような雰囲気で好きなバンドが出てたのが何より辛かった。
正直言って、何が嫌だったのかをうまく言語化できない。
不謹慎ネタが好きって自称していたんだけど。メチャクチャショックだった。自分でもびっくりするくらい落ち込んだ。
私はあんまりネアカな方じゃない。昔っから教室の端でひたすら絵をかいてるような人間で、中学の思い出もあってかああいう体育会系っていうか、上下階級のはっきりしてるようなノリが大の苦手だった。
嫌いな奴らにからかわれておちょくられて、ちくしょうちくしょうなんて呻きながらも隅っこでもぞもぞしてるような奴だった。
予習復讐聞いて、コロコロコミック読んで元気出してるボンクラだった。
ぶっ生き返す聞いて、ああ明日も学校へ行こうって思って布団に潜り込んでた。
あんまCDも持ってないし、ライブも言ったことないからファンって言えるかわかんないけど、私はマキシマム ザ ホルモンが好きだった
今回の流れは死ぬほどつらかった。私が痛い目見てきた体育会系のノリそのまんまだった。
散々怖がってきたああいうノリがはっきりとした形で浮かび上がってきて、全部冗談ですって言ったら全部解決するのか?って思って。
あんまりにも見てきた世界が違うんだろう。戦慄したし、彼らにとっての笑いが、私にとっての致命傷になってしまった。
謝罪声明文が出て、ほんとうにほっとしたけど、それでもまだめちゃくちゃつらい自分がいる。
もう好きじゃなくなったとは思わない。いままでも、これからも、きっと嫌いになんかなれないだろう。
それでもなんかもやもやして、結局二日ぐらい引き摺っている。
かっこ悪いのは悪いことじゃない。かっこいいことがいいことだとは限らない。
それでもあんな騒動に加担しちゃって、すげえかっこ悪いって思った。
気持ちの整理がつくのにどれだけ時間かかるのか、自分でもわからない。
作品と作者の人格は別だって頭では理解してるつもりだったけど、受け入れるのは大変だ。
暫く頭を冷やさなきゃいけない。そんな私もかっこ悪くて自己嫌悪で涙が出る。